Red Hat、クラウドネイティブ・アプリケーションのイノベーションにおける次の波を牽引する新しいマネージド・クラウドサービスを発表

新しい一連のフルホステッドおよびマネージド・クラウドサービスは、 オープン・ハイブリッドクラウド・コンピューティングに向けたお客様の選択肢を拡大し、複雑性の軽減とIT投資の有効活用を促進

東京 -

[ノースカロライナ州ローリー–RED HAT SUMMIT 2021年4月27日(現地時間)発表] アメリカ報道発表資料抄訳

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Red Hatのマネージド・クラウドサービスは、ハイブリッドクラウドを最大限に活用することを妨げている多くの障壁を実質的に取り除きます。

Red Hat 製品 & テクノロジー エグゼクティブバイスプレジデント マット・ヒックス

オープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat, Inc.は本日、新しいマネージド・クラウドサービスによってオープン・ハイブリッドクラウド・テクノロジーのポートフォリオを拡張することを発表しました。Red Hat OpenShift API Management、Red Hat OpenShift Streams for Apache Kafka、およびRed Hat OpenShift Data Scienceは、組織がクラウドネイティブ・アプリケーションを構築し、ハイブリッド環境全体にわたってデプロイ、管理、およびスケーリングする際に、フルマネージド型の効率化されたユーザー体験を提供するように設計されています。これらのサービスはRed Hat OpenShift Dedicatedと緊密に統合され、開発者の生産性を損なうことなく高度に複雑な最新のIT環境の運用上の複雑性を軽減する上で役立ち、オープン・ハイブリッドクラウド全体にわたって、またマルチクラウド上で共通の機能セットを提供します。

2020年は、ハイブリッドクラウドの大規模運用がCIOやITリーダーにとっていかに重要であるかを浮き彫りにしました。それは特に、既存のインフラストラクチャに対するコミットメントを維持しながら、拡大するサービス需要に直面する場合に顕著です。この新しい現実に対処するため、お客様やパートナーは、オーバーヘッドや複雑性を増すことなく、あらゆるアプリケーションをどこにでも提供するためのテクノロジーをいかに採用するかについて、柔軟性を確保したいと考えています。これらの基本的なクラウド・サービスは、運用上の責任とサポートをRed Hatに任せて、お客様はデータの配信とAPI主導型のデータアクセスの実現に重点を置いて次世代アプリケーションを構築することができます。この新しいサービスには以下が含まれます。

  • Red Hat OpenShift Streams for Apache Kafka:リアルタイムのデータストリームをその所在にかかわらず容易に作成、検出、および接続できるように設計されています。

  • Red Hat OpenShift Data Science:機械学習(ML)モデルをより迅速に開発、訓練、およびテストし、コンテナ対応の形式でエクスポートするための手段を提供します。

  • Red Hat OpenShift API Management:APIファーストによるマイクロサービスベースのアプリケーションの提供に伴う価値の実現を迅速化し、運用コストを低減します。

Red Hat OpenShift Streams for Apache Kafka

オープンソースのApache Kafkaプロジェクトに基づくRed Hat OpenShift Streams for Apache Kafkaは、開発チームがストリーミング・データをより容易にアプリケーションに組み込むことを可能にします。ハイブリッドクラウド・アプリケーションを設計する際、データストリームは最新の分散型アプリケーション・アーキテクチャー向けにイベントを取り込み、伝達し、処理するためのバックボーンを提供します。リアルタイム・データは、機能的なハイブリッドクラウド・アプリケーションの極めて重要なコンポーネントであり、どこでサービスが提供されようと、より直接的なデジタル体験を提供します。Red Hat OpenShift Streams for Apache Kafkaは、フルマネージドおよびホステッド型のKafkaサービスとして提供され、開発者はデータ収集や処理のような基本的な要件を気にすることなく、より優れたアプリケーションを迅速に作り上げることに集中することができます。

Red Hat OpenShift Streams for Apache Kafkaは開発者プレビューとして提供され、一般提供の開始は今年中と予想されます。Red Hat OpenShift Streams for Apache Kafkaについて詳細をご確認ください

Red Hat OpenShift Data Science

Red Hat OpenShift Data Scienceは、オープンソースのOpen Data Hubプロジェクトに基づいて構築されており、インフラストラクチャの要件を伴わずに機械学習モデルの開発、訓練、およびテストを迅速化します。Red Hat OpenShift Data Scienceは、Red Hat MarketplaceのISVソリューションを含む特定のパートナークラウドサービスと統合されたAI as a Serviceプラットフォームの基盤として、一般的なデータサイエンス・ツールを実装しています。

Red Hat OpenShift Data Scienceは、OpenShift DedicatedとRed Hat OpenShift Service on AWSに対するアドオンとしてベータ版で提供され、一般提供の開始は今年中と予想されます。Red Hat OpenShift Data Scienceについて詳細をご確認ください。

Red Hat OpenShift API Management

Red Hat OpenShift API Managementは、アプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)の包括的なライフサイクル管理を、Red Hat OpenShift DedicatedとRed Hat OpenShift Service on AWSに提供します。マネージド運用とOpenShiftのネイティブ統合を組み合わせることで、組織はAPIファーストによるマイクロサービスベースのアプリケーションを構築、管理、およびスケーリングする上で、インフラストラクチャではなくイノベーションと開発に集中することができます。Red Hat OpenShift API Managementでは、アクセス制御、使用状況の監視、共通APIの共有や、単一のDevOpsパイプラインを通じてアプリケーション環境全体を発展させる機能によって、お客様が独自のAPI管理プログラムを作り上げることもできます。

Red Hat OpenShift API Managementは現在、Red Hat OpenShift DedicatedRed Hat OpenShift Service on AWSに対するアドオンとして、完全な形で提供されています。Red Hat OpenShift API Managementについて詳細をご確認ください

Red Hat OpenShift:オープン・ハイブリッドクラウド全体にわたる柔軟性に優れたマネージド・イノベーション

これらの新しいマネージド・クラウドサービスは、Red Hatが提供する従来のRed Hat OpenShiftポートフォリオに基づいて構築されており、すべての主要なパブリッククラウドにわたって自己管理型およびフルマネージド型のKubernetesを提供します。これにより、Red Hatのお客様やパートナーは、オンプレミスのインフラストラクチャ資産や運用スタッフにかかわらず、業界をリードするエンタープライズKubernetesプラットフォームに基づくオープン・ハイブリッドクラウド戦略を構築することができます。Red Hat OpenShift Dedicatedは、Red Hatが提供してAmazon Web Services(AWS)またはGoogle Cloud上にホストされるフルマネージド型のアプリケーション開発プラットフォームであり、世界をリードするエンタープライズLinuxプラットフォームであるRed Hat Enterprise Linuxのテクノロジー・コンポーネントの管理および統合と、ネットワーキングやモニタリングなどのサービスを含み、運用の複雑性を低減して、開発者がクラウドネイティブ・アプリケーションを迅速に構築、デプロイ、および実行することを可能にします。OpenShift Dedicatedをデータセンターに接続することにより、お客様は最小限のインフラストラクチャと営業コストで、セキュリティと柔軟性に優れたハイブリッドクラウド戦略を実施することができます。OpenShift Dedicatedは、グローバルのSREチームによって支えられ、スタック全体にわたるサービスの統合および管理機能を備えた強固なアプリケーション開発プラットフォームを提供し、お客様がアプリケーション・プラットフォームの管理ではなく差異化とイノベーションに集中することを可能にします。OpenShift Dedicatedについて詳細を確認し、今すぐご試用ください。

OpenShift Dedicatedに加えて、Red Hat OpenShift on IBM CloudRed Hat OpenShift Service on AWS、およびMicrosoft Azure Red Hat OpenShiftは、すべて共同で管理およびサポートされるOpenShiftサービスとして提供され、各クラウドプロバイダーが提供するネイティブ・クラウド・コンソールとしてアクセスすることができます。これらのサービスは運用上のオーバーヘッドを低減するように設計され、お客様は規制への適合性を確保しながら、事業の価値を高めるアプリケーションを迅速に提供することができます。

Red Hatのお客様とパートナーに新たな価値を提供

重要なアプリケーション、データ、およびプラットフォーム・クラウドサービスに対するマネージド・アプローチを採用することで、Andreani、Audi、日本総合研究所、Pelayo、VINCI Energiesのような有力組織は、Red Hatのマネージド・クラウドサービスにより、新たなイノベーションを促進し、運用上のオーバーヘッドを低減するとともに、自社のクラウドネイティブ・アプリケーション環境向けにより大きなスケーラビリティーを達成しています。

また、本日の発表は、Red Hatのパートナー、独立系ソフトウェアベンダー(ISV)、およびシステムインテグレーター(SI)が付加価値の高い新たなサービスを顧客に提供する可能性を開きます。顧客はこれらのサービスを、テクノロジー・パートナーが提供するソリューションと組み合わせて利用することができます。これには、Red Hat Marketplaceから利用できる、Red Hat OpenShift上でテストおよび認定されたサポート付きのソリューションも含まれます。

サポートコメント

Red Hat 製品 & テクノロジー エグゼクティブバイスプレジデント マット・ヒックス

「オープン・ハイブリッドクラウドを最大限に活用するには、ITリーダーは必要とするテクノロジーを、自社にとって妥当性がある、いかなるITフットプリントでも利用できる必要があります。Red Hatのマネージド・クラウドサービスは、ハイブリッドクラウドを最大限に活用することを妨げている多くの障壁を実質的に取り除きます。クラウド規模のインフラストラクチャの管理から従来伴っていたオーバーヘッドを取り除くことで、お客様は大きな飛躍することができ、かつて障壁が存在した場所に、可能性に満ちた将来が切り拓かれるものと、当社は考えています。」

RedMonk 主幹アナリスト Stephen O’Grady氏

「アプリケーション開発の迅速化を目指す中で、多くの企業はマネージド・クラウドサービスを活用することにより、開発チームの運用上の負荷を軽減することを検討しています。そうすれば、貴重なリソースをインフラストラクチャの管理に費やすのではなく、ビジネス価値の提供に集中することが可能になります。Red Hat OpenShiftと、キュレートされ緊密に統合された、様々なクラウドで動作する一連のサービスによって、Red Hatはまさにそのような可能性を顧客が追求することを可能にしようとしています。」

関連リンク

レッドハットマネージドクラウドサービスのユーザー事例について

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