Red Hat Insights に Red Hat Enterprise Linux の新たな管理機能が追加される

Red Hat Insights は、潜在的な問題を特定して解決法を推奨する予測分析で長く知られてきました。Insights により、IT チームは機能停止やセキュリティ侵害などの重大な問題が発生する前 にその問題に対処することができます。

Red Hat では Insights の分析以外の機能を追加および強化し、Red Hat Summit で発表しました。これらの機能は、イノベーションを遅らせることなくハイブリッドクラウド全体でエンタープライズ Linux の複雑さを軽減できるように設計されています。発表の時点では、これらの新機能の多くは Insights で利用可能でしたが、一部はまだ技術プレビュー段階でした。

Red Hat は、現時点で Red Hat Summit で発表された Insights のすべての新機能および拡張機能が一般に利用できるようになっていることを発表できることを嬉しく思っています。ここでは、より優れたエンドツーエンドの Enterprise Linux (RHEL) システム管理を可能にする Insights の機能についての概要と進展をお知らせします。

Insights Image Builder を使用したカスタムイメージビルドでの標準化

• オンプレミス環境とクラウド環境の全体で事実上同一の標準運用環境 (SOE) を定義するカスタムイメージを構築 [昨年提供開始]
• SOE の構築時にサードパーティのソフトウェアを含められるようサードパーティの RPM Package Manager (RPM) リポジトリを追加 [一般提供開始]
• AWS、Azure、Google Cloud に対して直接カスタムイメージビルドを起動し、ホストをクラウドに簡単にデプロイ [一般提供開始]

RHEL システムの修復

• 脆弱性への対処、パッチの適用、コンプライアンス要件への準拠、Insights アドバイザーによる推奨事項の適用を行う修復用 Playbook を生成 [昨年提供開始]
• Insights から直接修復用 Playbook を実行し、オンプレミスまたはクラウド内の RHEL システムを修復 [Red Hat Summit で提供開始]
• パッチを受け取るホストを制御するパッチテンプレートを設定 [Red Hat Summit で提供開始]

さらに詳しく

これらの新しい管理機能について詳しくは、詳細を説明したブログ記事をご覧ください。

Insights のこれらの新機能に加えて、使い始めるのに役立つ新しいドキュメントを公開しました。

• その他の新機能や拡張機能については、Insights のリリースノートをご覧ください。
• Red Hat Insights 修復ガイドでは、RHEL システムでの問題の修正方法を確認できます。
• ハイブリッドクラウドでの RHEL システムのデプロイおよび管理についての新しいガイドをご覧ください。
• Insights Image Builder を使用したカスタマイズされたイメージの作成に関する新しいガイドで、カスタムイメージの詳細をご確認ください。