Red Hat、2023 年度 Gartner® Magic Quadrant™ で DevOps プラットフォーム部門の「チャレンジャー」に選定

今週、Red Hat は 2023 年度 Gartner® Magic Quadrant™ で DevOps プラットフォーム部門のチャレンジャーに選出されたことを発表しました。私たちはこの評価を大変誇りに思うと同時に、Red Hat OpenShift が、Red Hat Ansible Automation Platform (AAP) に補完され、先進的アプリケーションの開発とデリバリーをより一貫した方法で加速するとともに、ハイブリッドクラウドにおけるセキュリティ機能を向上する優れたアプリケーション・プラットフォームであることの証明だと受け取っています。ここでは、Gartner Magic Quadrant の結果を当社の視点から詳しく説明するために、最もよく寄せられる質問にお答えします。

Gartner Magic Quadrant とは何ですか？

Magic Quadrant レポートは、特定の市場で実施する事実に基づいた厳密な調査の集大成です。各プロバイダーが明確に差別化され、かつ成長率も高い市場において、プロバイダーの相対的な位置付けを広い視野で捉えています。プロバイダーは、

リーダー、チャレンジャー、ビジョナリー、ニッチプレーヤーという 4 つの象限 (Quadrant) に位置付けられます。このような調査により、お客様は独自のビジネスニーズとテクノロジーニーズに合わせて、市場分析を最大限に活かすことができます。

Magic Quadrant の DevOps プラットフォーム部門の認定は、2023 年度に初めて実施されました。このレポートでは、プロダクションにおけるアプリケーションのセキュアかつ反復的なデリバリーを、場所を問わず加速できる DevOps 機能を備えたプラットフォームの市場を分析しています。 

Magic Quadrant はどのように判定されますか？どのような基準が使用されていますか？

Gartner は DevOps プラットフォームを、アジャイルおよび DevOps プラクティスを使用してソフトウェアの継続的デリバリーを可能にする完全な統合機能を提供するプラットフォームと定義しています。標準機能はソフトウェア開発ライフサイクルのあらゆる領域に及び、製品計画、バージョン管理、継続的インテグレーション、テスト自動化、継続的デプロイメント、リリース・オーケストレーション、監視と可観測性のサポートが含まれます。DevOps プラットフォームは、チームコラボレーションの実現、セキュアなソフトウェア開発、ソフトウェア・デリバリー・メトリクスの測定を可能にします。

Gartner によると、Gartner DevOps プラットフォーム部門の対象となる機能の選定基準は次のとおりです。

1. 継続的インテグレーション：コードの継続的な構築、検証および妥当性確認機能 (テスト自動化、セキュリティおよびコンプライアンススキャン) のオーケストレーションのためのネイティブサポート
2. 継続的デリバリーとリリース・オーケストレーション：継続的デプロイメント (ゲートなし) およびゲート付き承認メカニズム (規制要件に対応するため、ITIL から移行する組織に対応するためなど)
3. セキュアな開発、チームコラボレーション、開発ワークフローの可視化のための統合ソリューション：複数のユーザーペルソナに対応する一元化されたダッシュボードを備えたもの
4. 作業のフローとソフトウェアデリバリーのバリューストリーム全体の価値のフローを測定するためのバリュー・ストリーム・メトリクスの提供 (フローメトリクス、DORA メトリクスなど)
5. セキュアなソフトウェアデリバリー：ソフトウェア開発ライフサイクルに不可欠なセキュリティ機能のオーケストレーションのサポート

Red Hat はそのビジョンの完全性と実行能力を評価され、この Magic Quadrant のチャレンジャーに選定されました。

このレポートで当社がチャレンジャーに位置付けられたことは、Red Hat Ansible Automation Platform に補完された Red Hat OpenShift のアプリケーション・プラットフォームとしての価値を大いに証明していると私たちは考えています。両者を組み合わせることで、ハイブリッドクラウドの多様な環境でアプリケーションの開発、デリバリー、さらには実行が加速されるとともに、ユーザーにとって最も関連性の高い DevOps ツールとの統合が実現します。Red Hat OpenShift には、多くの開発者用生産性ツール、セキュリティおよびコンプライアンス機能、ハイブリッドおよびマルチクラウドのインフラストラクチャ基盤、アプリケーションのデプロイメントを拡張するためのサポートがネイティブで含まれています。Ansible Automation Platform には、DevOps にとって重要な構成およびインフラストラクチャの自動化機能が含まれています。以下の機能アーキテクチャ図は、Red Hat OpenShift と Ansible Automation Platform でのこれらの機能の詳細を示しており、これらの機能は組織の DevOps の取り組みをグローバルに加速するのに役立ちます。

Red Hat の DevOps プラットフォームを選ぶ理由の詳細については、こちらの簡単な説明を参照してください。

実例を見る

Gartner Magic Quadrant DevOps プラットフォーム部門に関する詳細なレポートは、こちらからダウンロードできます。

DevOps ユースケースにおける Red Hat OpenShift と Red Hat Ansible Automation Platform の価値について、詳細はどこで確認できますか？

Red Hat OpenShift と Ansible Automation Platform の DevOps 機能をご覧ください。

Red Hat の DevOps プラットフォームを選ぶ理由に関する短い記事はこちらから。

OpenShift Admin Stream に質問する：6 月 21 日午前 11 時 (米国東部標準時) のライブ配信で、OCP と AAP を使用して DevOps プラットフォームを構築するために何が必要かをエキスパートに質問することができます。

Gartner の免責事項：
Gartner は、Gartner の調査発表に掲載された特定のベンダー、製品またはサービスを推奨するものではありません。また、最高評価その他の指定を受けたベンダーのみを選択するように助言するものではありません。Gartner の調査発表は、Gartner の調査機関の見解を示したものであり、事実を記載したものではありません。Gartner は、明示または黙示を問わず、商品の適格性や特定の目的への適合性に関する保証を含め、本調査に関する一切の保証責任を負いません。

Gartner は Gartner の登録商標およびサービスマークであり、Magic Quadrant は米国および世界における Gartner, Inc. および/またはその関連会社の登録商標で、本書では許可を得て使用されています。無断複製・転載を禁じます。

上記の図は、調査文書の一部として Gartner, Inc. が公開したものであり、文書全体の文脈に照らして評価されるべきものです。Gartner の文書は、Red Hat に請求することで入手できます。

^{画像出典：Gartner、「Magic Quadrant for DevOps Platforms」、2023 年 6 月}