Ansibleについて知る
本記事はAnsibleというワードを聞いたばかりで、これからAnsibleについて調査、
学習してみようとしたときの「最初の一歩目」として書かれています。
まずこの記事でAnsibleの大まかな概要や世界での利用状況、
導入効果について押さえていきましょう。
世界中で採用されているAnsible
AnsibleはITインフラに関わる様々な作業を自動化するためのオープンソースソフトウェアです。既に世界中の様々な業種で実績があり多くの企業・組織で幅広く採用されています。有名な公開事例として、Microsoft社の事例(1万台以上の大規模ネットワーク環境の自動化)やソフトバンク社の事例(証明書の更新作業を99%効率化)があります。
そして多くのシーンでAnsibleが活用されるようになったことで、Ansibleを用いた自動化スキルの需要も高まっています。米国の求人サービスの集計では2014年から2019年まので5年間で、最も需要が増えた全ITスキルの3位にAnsibleは位置しており、その増加率はなんと12倍です。
このように、Ansibleの採用は近年更に拡大しており、それに合わせてAnsibleスキルのニーズもますます伸びていくと思われます。この記事をきっかけに、Ansibleを使ったITインフラの効率化やスキルアップを目指していただけると嬉しいです。
Ansibleはどんな課題をどのように解決するのか
AnsibleはITインフラの作業に関する課題を「自動化」で解決してくれます。自動化することで工数を削減できることはもちろんですが、作業スピードのアップや手作業によるミスなどをなくすことで作業品質の向上にも繋がります。またAnsibleの強みとして、作り込みの属人化を防止しメンテナンスのコストを抑えることが可能なため、持続可能な自動化を実現できます。
Ansibleの導入効果
Ansibleは自動化によって作業の抜本的な効率化を実現することができます。例えば、仮想基盤に関わるの運用コストをAnsibleで70%減を実現した企業であったり、WEBアプリケーションのリリース作業といった複数の機器にまたがる作業の工数を1/10まで削減したりと、多数の成功事例があります。
Ansibleを業務に活かすには
Ansibleを実際に活用するためには押さえておくべきポイントがあります。そのポイントを効率よく学習するためにAnsibleトレイルマップが準備されています。このマップを活用してぜひAnsibleで業務の効率化を実現させてください。