DO371
Enterprise Kubernetes Storage with Red Hat OpenShift Data Foundation + 認定試験
概要
コースの説明
Kubernetes 管理者が利用できる従来のストレージオプションは限られており、汎用性に欠けています。Red Hat OpenShift Data Foundation は、AWS EBS やレガシーデータセンターのストレージアレイなどのクラウドストレージを利用している場合でも真価を発揮します。多くの企業は、プロダクションでのバックアップと障害復旧の管理にサードパーティのソリューションを使用しています。ただし、これらのソリューションの実装を適切に計画するには、Kubernetes CSI および OAPD API の知識が必要です。このコースでは、コンテナおよび Kubernetes サービスのストレージサービスを設定および管理するための推奨手順を学習します。
このコースには Red Hat 認定スペシャリスト試験 - OpenShift Data Foundation - (EX370) が含まれています。
学習内容サマリー
- 内部モードと外部モードで Red Hat OpenShift Data Foundation をデプロイする
- データベースなどのアプリケーションに共有できないブロックストレージをプロビジョニングする
- 仮想マシンなどのアプリケーションに共有可能なブロックストレージをプロビジョニングする
- CI/CD パイプラインや AI/ML などのアプリケーションに共有可能なファイルストレージをプロビジョニングする
- AI/ML やメディアストリーミングなどのアプリケーションに共有可能なオブジェクトストレージをプロビジョニングする
- 監視やレジストリなど、Red Hat OpenShift クラスタサービス用のストレージをプロビジョニングする
- ストレージ容量とパフォーマンスを監視および拡張する
- バックアップとアーカイブのために、アプリケーションにストレージをアタッチおよびデタッチする
- ボリュームのスナップショットとクローンを作成してアクセスする
- Red Hat OpenShift Data Foundation の内部 Ceph コンポーネントのトラブルシューティングを行う
対象者
このコースは、以下のような方々を対象としています。
- クラスタ管理者 (システム管理者、クラウド管理者、クラウドエンジニア)
- クラスタエンジニア (システム管理者、クラウド管理者、クラウドエンジニア)
- サイト信頼性エンジニア (SRE)
推奨トレーニング
- 無料のスキルチェックでこのコースが自分のスキルに適切かどうかを確認してください。
- Red Hat 認定スペシャリスト - OpenShift Administration - (EX280) を取得済み、または Red Hat OpenShift クラスタエンジニアか SRE と同等の知識を有する。
- Red Hat 認定システム管理者 (EX200) を取得済み、または Linux システム管理と同等の知識を有することが推奨されます。
- 必須ではありませんが、 Red Hat OpenShift Administration III: Scaling Kubernetes Deployments in the Enterprise (DO380) を修了している場合、Red Hat OpenShift Data Foundation (旧 Red Hat OpenShift Container Storage) の実装と操作に活用できる、Red Hat OpenShift プラットフォームの高度な知識を持っていることになります。
- Red Hat Ansible Automation Platform の基本的な知識を有することが推奨されますが、必須ではありません。
- ディスクタイプ、SAN、NAS などのストレージ・テクノロジーに関する基本的な知識を有することが推奨されます。
テクノロジー上の留意事項
Red Hat トレーニングクラウドのクラスルーム環境と Red Hat OpenShift クラスタにアクセスするために、インターネット接続が必要です。
学習内容
- Red Hat OpenShift Data Foundation のデプロイメント・アーキテクチャについて説明する
- 内部の収束モードを使用して Red Hat OpenShift に OpenShift Data Foundation をデプロイする
- OpenShift Data Foundation を使用するように Red Hat OpenShift Cluster Services を設定する
- OpenShift Data Foundation のブロックおよびファイルストレージを使用するようにアプリケーション・ワークロードを設定する
- OpenShift Data Foundation のブロックおよびファイルストレージ容量を監視し、拡張する
- OpenShift Data Foundation の Ceph コンポーネントのトラブルシューティングを行う
- OpenShift Data Foundation のブロックおよびファイルストレージボリュームを拡張する
- OpenShift Data Foundation のブロックおよびファイルボリュームのバックアップと復元を実行する
- OpenShift Data Foundation のオブジェクトストレージを使用するようにアプリケーション・ワークロードを設定する
- OpenShift Data Foundation のオブジェクトストレージ容量を監視し、拡張する
- OpenShift Data Foundation のオブジェクトバケットのバックアップと復元を実行する
- 外部モードを使用して Red Hat OpenShift に OpenShift Data Foundation をデプロイする
成果
組織にとっての効果
Enterprise Kubernetes Storage with Red Hat OpenShift Data Foundation は、コンテナ導入の過程で拡大する組織の IT 運用チームをサポートします。このカリキュラムにより、企業は、組織のデジタル・トランスフォーメーションの取り組みをサポートし、コンテナ化アプリケーションのポートフォリオを拡張するために不可欠なさまざまな要件を満たすアプリケーションに、ストレージを迅速かつ自動的にプロビジョニングできます。
個人にとっての効果
Enterprise Kubernetes Storage with Red Hat OpenShift Data Foundation を受講すると、アプリケーションの可用性とパフォーマンス要件に合わせてストレージをプロビジョニングおよび管理するために必要な、次のような重要なスキルを習得できます。
- ローカルストレージまたはクラウドストレージを使用して Red Hat OpenShift Data Foundation を Red Hat OpenShift クラスタにデプロイする
- ワークロード要件に基づいてストレージクラスを選択し、設定する
- ストレージ容量を監視し、プロアクティブに拡張する
- 永続ボリュームのスナップショットとクローンを作成してアタッチする
推奨される次の試験またはコース
- Red Hat OpenShift クラスタエンジニアと SRE が次に受講するコースとして、Red Hat OpenShift Administration III: Scaling Kubernetes Deployments in the Enterprise (DO380) が推奨されます。
スキルパスを構築する
このコースは Red Hat ラーニングサブスクリプションの一環として受講できます。このサブスクリプションにより、Red Hat のオンライン学習リソースをオンデマンドで 1 年間無制限に利用できます。
自身の知識を検証する
無料のスキル評価をご活用ください。自分の専門知識に対する評価を実施してスキルギャップを特定し、Red Hat トレーニングをどこから始めるべきかについて提案を受けることができます。