Red Hat Device Edge

Red Hat® Device Edge は、ワークロードやデバイスのデプロイ先に関係なく、運用の一貫性をもたらします。

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Red Hat Device Edge とは

ファーエッジのデバイスには異なるアプローチが必要です。組立ラインツール、IoT ゲートウェイ、販売時点管理、産業用コントローラーなどのエッジデバイスは、限られたコンピューティング・リソース、電力、冷却、接続を使用して動作する必要があります。アクセスが困難な場合や、現場に技術的専門知識を持つ人員がほとんどいない、あるいはまったくいない環境にある場合もあります。

Red Hat Device Edge は、ファーエッジの先端に置かれた、リソースに制約のある小型デバイスのさまざまなワークロードを一貫してサポートする柔軟性の高いプラットフォームです。 

Red Hat Device Edge の概要。動画の再生時間:2:02

含まれるもの

Red Hat Enterprise Linux

Red Hat の安全で安定したオペレーティングシステムによって、エッジ向けに最適化された OS イメージを生成し、さまざまなユースケースとワークロードを処理します。管理サービス、インテリジェントなデバイス更新、ゼロタッチ・プロビジョニングを活用して、現場に導入されたエッジデバイスを可視化し制御します。

MicroShift 

MicroShift は、Red Hat OpenShift® のエッジ機能から構築された軽量の Kubernetes コンテナ・オーケストレーション・ソリューションです。MicroShift は一貫した Kubernetes API を使用して、ハイブリッドクラウド・デプロイメントの運用の一貫性をエッジの最遠端にまでもたらします。

Red Hat Ansible Automation Platform 

Red Hat Ansible® Automation Platform は、Day 1 のデバイス導入とそれ以後の継続的なプラットフォームおよびワークロード運用の両方に対応するツールを備えており、デバイスとアプリケーションのライフサイクル管理の迅速なスケーリングを支援します。 

標準版のみ

特長

ユースケースベースのデプロイ

コアからクラウド、エッジに至るまで運用の一貫性を保ちながら、エッジ向けに最適化された同じオペレーティングシステム上で、Kubernetes の有無にかかわらずオーケストレーションされた、リソースに制約のあるエッジデバイスに仮想ワークロードまたはコンテナ化されたワークロードをデプロイして管理できます。

軽量の Kubernetes

リモートまたは接続されていない領域にある、リソースに制約のあるデバイス向けに最適化された、Red Hat OpenShift のエッジ機能を使用して構築されるオープンソース・プロジェクトの MicroShift を通じてコンテナ・オーケストレーションを使用できます。

エッジ向けに最適化された OS 機能

Red Hat Enterprise Linux が提供する自動化されたデバイスオンボーディング、カスタマイズ可能なイメージ生成、OTA (無線) アップデート、インテリジェントなロールバックにより、現場での専門知識の必要性が最小限に抑えられます。

一貫した Kubernetes API

コアからクラウド、エッジに至るまで運用の一貫性を保ちながら、エッジ向けに最適化された同じオペレーティングシステム上で、Kubernetes の有無にかかわらずオーケストレーションされた、リソースに制約のあるエッジデバイスに仮想ワークロードまたはコンテナ化されたワークロードをデプロイして管理できます。

ライフサイクル管理

Red Hat Satellite および Red Hat Ansible Automation Platform との統合により、数千の分散ノードを管理できます。

GitOps による一貫性

Git コードリポジトリを使用して、数万台におよぶ可能性があるデバイス全体に一貫したプラットフォームイメージをデプロイできます。

メリット

必要なものだけをデプロイ

ハードウェアリソースが限られているデバイスでのユースケース、多様な場所でのユースケース、複数のワークロードタイプを実行するユースケースなど、さまざまなニーズに対応する柔軟性を備えています。

1 つのプラットフォームを使用してワークロードを処理

まず Red Hat Enterprise Linux をデプロイしてから Kubernetes を追加することも、両方を同時にデプロイすることもできます。Red Hat Device Edge は、進化するユースケースに対応する柔軟性を提供します。

運用の一貫性を確保

エッジとハイブリッドクラウドのデプロイメント全体で同じツールとプロセスを使用するので、アーキテクチャのスケーリングに伴うイノベーションの推進に集中できます。

大規模に自動化

単一のユーザー・インタフェースを通じて、デバイスの接続要件、パッチ、バグ修正、アップデートなどをすべて自動化できます。 

購入オプション

Red Hat Device Edge は 2 つのサブスクリプションレベルで利用できます。 

Red Hat Device Edge (推奨)

標準オファリングであり、エッジ向けに最適化された OS として Red Hat Enterprise Linux、軽量の Kubernetes コンテナ・オーケストレーション向けの MicroShift、初期デバイス導入と大規模な自動化の継続的な管理向けの Red Hat Ansible Automation Platform を備えています。 


搭載されている機能
  • Red Hat Enterprise Linux 

  • MicroShift

  • Red Hat Ansible Automation Platform 

Red Hat Device Edge Essentials

すでに Ansible Automation Platform サブスクリプションを使用している、または別の管理ソリューションの使用を計画しているユーザー向けです。エッジ向けに最適化された Red Hat Enterprise Linux と軽量 Kubernetes の MicroShift が含まれます。


搭載されている機能
  • Red Hat Enterprise Linux 

  • MicroShift

ユースケース

ワークロードとインフラストラクチャ

ワークロードとインフラストラクチャの組み合わせをサポート

スペースが限られている場所や移動環境 (電車や飛行機など) でのベアメタルアプリケーション、仮想化アプリケーション、またはコンテナ化アプリケーションのサポートを通じて、ビジネス価値を迅速に、一貫して提供します。

データインサイト

データインサイトを活用

ネットワーク接続がない、あるいは断続的にしかつながらない場所に配置されているデバイスからデータを収集して分析し、収集ポイントで分析機能を利用します。現場の状況変化に対するビジネスの応答性を高め、顧客に影響を与える問題に俊敏に反応できるようにします。  

データインサイトと図解のイラスト

大規模な管理

大規模な一貫した管理

単一のインタフェースからスケーリング、モニタリング、セキュリティ問題の修復、大規模なフリートのデプロイを支援するサービスを用いて、数千のエッジデバイスを管理します。管理機能には、インテリジェントなデバイス更新、ゼロタッチ・プロビジョニング、迅速なセキュリティ修復が含まれます。 

クラウドとベアメタル上のサーバーのイラスト

さらに詳しく

データシート

ファーエッジに設置されたリソースの少ないデバイスにワークロードをデプロイする

Red Hat® Device Edge には、エッジデバイスとそのワークロードを大規模にデプロイし、管理するために必要な機能が備わっています。 

プレスリリース

Lockheed Martin と Red Hat が協業、軍事任務用人工知能を進化

Red Hat Device Edge により、Lockheed Martin は米国の国家安全保障のミッションをサポートできるようになります。

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