Schwarz Group、Red Hatの協力で革新的デジタルサービスの提供にかかる時間を短縮

  • Schwarz Groupが全世界12,500店のLidlおよびKauflandの店舗用に中央集中化されたオートメーションを実装
  • Red Hat Ansible Automation Platformでデジタルサービスの提供開始と新規店舗の開店を促進
  • バックエンドサーバーとシステムの起動および中央集中化された運用との同期が30分以内で可能
東京 -

[ノースカロライナ州ローリー– 2021年3月9日(現地時間)発表] アメリカ報道発表資料抄訳

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Red Hat Ansible Automation Platformは時間のかかる手作業の排除に役立ち、イノベーションに集中できるようになりました。

Schwarz IT Linuxコンピュートおよびランタイムサービス部門Storeserver責任者 Felix Kuehner氏

オープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat, Inc.(以下Red Hat)は本日、Schwarz Groupが12,500の小売販売店を中央で管理・監督するためにRed Hat Ansible Automation Platformを採用したことを発表しました。Red Hat Ansible Automation Platformがサポートするオートメーションフレームワークによって、Schwarz Groupは新しい店舗を迅速に開店し、デジタルサービスを全世界で提供できると同時に、分散型の管理によって地域市場をサポートすることが可能になります。

Schwarz Groupは、売上高世界第4位の小売業者です。LidlとKauflandのブランドで、全世界で12,500以上の店舗を運営しています。Ansible Automation Platformは、新しい革新的なデジタルサービスの立ち上げおよび全店舗への配信を可能にする、より一貫性のある運用基盤を同グループに提供します。LidlおよびKauflandの店舗が競争力を維持し続けるように設計されたサービスが提供されます。

さらに、同グループは新しい店舗をより短時間で開店することが可能になります。バックエンドサーバーとシステムの起動および中央集中化された運用との同期を30分以内で行うことが可能です。各店舗は、CCTV、キオスク管理、および顧客報酬プログラム等の一連の機能をサポートする専用のStoreserverを備えます。アクティベート後、ローカルアドミニストレーターはその特定の場所用のStoreserverに対してリモートからサービスの自動化とデプロイメントを行うことができます。以後は、Red Hat Ansible Automation Platformを使用して新しいサービスやアプリケーションを容易にインストールできます。

このオートメーションフレームワークは同グループの拡張をサポートし、店舗による新サービスへの対応や顧客体験の向上を継続的に保証します。グループ全体のイニシアティブが中央のIT機能によって調整され、すべての店舗に一貫したブランディングを提供します。結果として、ローカルチームの作業が合理化され、時間とリソースが節約されます。同様に、ローカルITチームはフレームワークを使用してあらゆる地域的な要求に対応し、イノベーションにフォーカスできます。Schwarz Groupは、現在1日当り最大3,000のAnsible Automation Platformジョブを実行して全世界の店舗の運営を管理しています。

Schwarz GroupはすでにSTACKITというブランド名で、包括的なITおよびクラウドインフラストラクチャを運用しています。Schwarz ITは、店舗運営を標準化し管理するための、中央集中化されたオートメーションシステムの必要性を認識していました。

オートメーションは同社の業務にとって非常に重要な構成要素であり、エンタープライズサポートの提供がRed Hatのソリューションを採用する大きな理由になりました。サポートのないコミュニティ版のAnsibleでは、Schwarz Groupにとってアーキテクチャ上の問題解決が非常に複雑で時間のかかる作業になるからです。これに対して、Schwarz ITの各チームはRed Hatの技術専門家と協力して2日間のワークショップ期間中にアーキテクチャの検証を行い、新しいオートメーションソリューションのベストプラクティスを確立しました。

社内チームは、現在ではプラットフォームやその機能を完全に習熟しています。システムのアップグレードやプラットフォームの保守はシンプルかつシームレスで、各チームは定型的な管理業務ではなく、ビジネス価値の実現により多くの時間を費やすことができます。

 

サポートコメント

Red Hat 運用管理製品 バイスプレジデント ジョー・フィッツジェラルド

「オートメーションはエンタープライズ内のビジネスプロセスの中核です。私たちはお客様と緊密な共同作業を行い、それぞれのニーズに適したオートメーションソリューションの設計と構築をお手伝いしています。Red Hat Ansible Automation Platformを使えば、システムとプロセスを完全に自動化し、ITガバナンスの達成ができます。各種のクラウド、IT部門、事業部、および地域にわたるスケーリングが可能です。より高いアジリティを提供し、コラボレーションの精神を育成して、中核的な責務に専念する時間を作ります。Schwarz ITとの共同作業によりプラットフォームの検証を手助けし、今後もさらなる自動化の拡大を目指します。」

Schwarz IT Linuxコンピュートおよびランタイムサービス部門Storeserver責任者 Felix Kuehner氏

「組織として、私たちは常にオープンソースの確固たる支持者でした。中央集中化されたオートメーションソリューションを導入することで、新規店舗をより迅速に開店し、自動化されたワークフローをサポートし、革新的なデジタルサービスの運用を世界中のすべての店舗で開始できます。顧客体験の向上を提供する店内デジタルサービスによって、差別化およびオンラインショップとの競合が可能になります。全体として、Red Hat Ansible Automation Platformは時間のかかる手作業の排除に役立ち、イノベーションに集中できるようになりました。」

 

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