フィードを購読する

Red HatとAWSは、Red Hat OpenShiftを使用してアプリケーションの構築やデプロイ、管理ができるフルマネージド型の共同サポート製品であるRed Hat OpenShift Service on AWS (ROSA)の一般利用を先週発表しました。これは、AWS Management Consoleを通じてアクセス可能なネイティブAWSとして提供されます。

Red Hat OpenShift Service on AWSが利用できるようになったことにより、顧客やパートナーはAWSクラウドでOpenShiftを起動するためのマネージド型のセルフサービス・オプションが使用でき、コンテナの採用、ワークロードのAWSへの移行、アプリケーションの迅速なデプロイがさらに容易になります。

Red Hatの優れたパートナー環境は、これまで顧客の成功を支えてきました。Red Hatのパートナーは、価値の高い専門性、様々な技術や領域にまたがる幅広い知識、Red Had OpenShift Service on AWS上に構築される独自のソリューションを提供し、顧客が明白な事業価値をより迅速に享受することができるようにします。Red Hatのパートナーからのサポートのみならず、Red Hatのマネージド・サービスは、エンドユーザーがソフトウェアの管理ではなく事業の運営に注力できるよう完全なソリューションを提供することができます。

ここで、Red Hat OpenShift Service on AWSの提供をすでに開始している10社のパートナーをご紹介します。Accenture、Cedrus、Cognizant、IBM、Perficient、Persistent Systems、Tech Mahindra、TEKSystems、Wipro そしてVizuriはすべて、自社にRed Had OpenShift Service on AWSを組み込むことにより、顧客のデジタル・トランスフォーメーションとアプリケーション・モダナイゼーションの迅速な実現を支援しています。

「アジャイルでフレキシブルなプラットフォームを利用して、組織は最新のビジネスモデルや将来的なビジネスモデルに適応した高度なデプロイ戦略を通じて製品のイノベーションを加速させることができます。IBMは、Red Had OpenShift Service on AWSを基にこのようなプラットフォームを作り上げるためAmazon Web Servicesとパートナーを組み、IBMのアプリケーション・モダナイゼーション・プログラムを活用しています。IBMのAWSサービス専門家チームは、Red HatとAWSに対し最適化され、十分に定義された構造基準フレームワークにより産業界固有のビジネス課題に対して、パターン化した移行とモダナイゼーション・アプローチを作り上げました。IBMとROSAは、AWSとオープン・ソースの採用によりコストの最適化を図り、DevSecOpsを使用してアプリケーションのポータビリティを改善し、エンジニアリングのプラクティスを高めました。IBMのAWSとのパートナーシップにより、すべてのアプリケーション・モダナイゼーション・イニシアティブに対し世界クラスのサービスを含む産業界屈指のプラットフォームを作り上げることができました。」-IBMグローバル・ビジネス・サービスRed Hatサービス副社長 Joel Plavin氏

「Red Had OpenShift Service on AWSをサポートできることをCedrusは誇りに思います。AWSのアドバンスト・コンサルティング・パートナーおよびRed Hat Apexパートナーとして、弊社は、Red Had OpenShift Service on AWSでRed HatとAWSが作り上げた効率性に支えられたアプリケーションおよびコンテナ・モダナイゼーション戦略により可能となる技術を顧客が発見できるよう共に業務していくことを楽しみにしています。」とCedrusビジネス開発・営業、シニアバイスプレジデントのMike Chadwick氏は述べています 。


ビジネス価値と独自のソリューション一の提供に注力

Red Hat OpenShift Service on AWSは、AWSのwebコンソールからオンデマンドでアクセスでき、Red Had OpenShift Service on AWS CLIを使用してセルフサービスのクラスタ作成と管理ができます。そのため、数日や数時間と言わず、わずか数分でクラスタをデプロイできます。Red Hat OpenShift Service on AWSは、cloud.redhat.comからでも簡単にアクセスでき、OpenShiftクラスタ・マネージャーで管理できるため、顧客は単一の場所でOpenShiftクラスタを管理することができます。

AWSへのデプロイでは、必要なフォーカスとツールを得て、チームは使い慣れたAPIと既存のRed Had OpenShift ツールにより開発プロセスを加速させることができます。パートナーは、顧客との強固な関係を構築・維持し、Red Had OpenShift Service on AWS上に独自のソリューションを構築・提供するうえで決定的な価値を提供します。この新しいマネージド・サービスも、パートナーや顧客が変わり続けるビジネス・ニーズにより簡単に適応し、新しい技術を実行し、最終的には価値を享受するまでの時間を早めるよう手助けします。

Tech Mahindraのクラウドサービス部門のバイスプレジデント兼グローバル・ヘッドであるVivek Gupta氏は次のように述べています。「Red Hat OpenShiftですでにコンテナ化を実施している顧客は、自社のアプリケーションや関連プラットフォームをRed Hat OpenShift Service on AWSに移行する準備ができています。これは、様々なAWSネイティブ・サービスによりさらにシームレスな統合を用いたイノベーションの加速を促すイネイブラーです。潜在的には全体的なスタックの実施効率性を改善できる可能性があり、ビジネス・ユーザーに一貫したエクスペリエンスを提供することになります。これは、Red Hatの一連の製品上で動作する最新のアプリケーションを構築するための第一歩であり、これを採用した後には、顧客はその利益を享受し、クラウドの採用を加速させる可能性が大いにあります。」


費用と複雑さの削減

多くの組織は、プラットフォームを実行し、インフラを管理する時間とリソースがありません。Red Hat OpenShift Service on AWSは、週7日24時間のサポートがあり、かつ99.95%はアップタイム・サービス・レベル契約(SLA)で、Red Hat社内の信頼できるエンジニア(SRE)チームにより完全に日々の運用が監視、管理、更新されています。オンデマンドで、従量課金方式により、顧客はビジネス・ニーズの変化に合わせて規模を拡大し、必要な分だけ支払うことができます。その他のAWSクラウドサービスへのアクセス可能性や統合に関してもフルに統合されたエクスペリエンスを利用することもできます。

Red Hatのパートナーは、Red Hat OpenShift Service on AWSとAmazonのMarketplaceプラットフォームを利用して、ソフトウェアやサービス、そしてAWSを通じて請求されるフルマネージド型のOpenShiftエクスペリエンスを含め完全にパッケージ化されたソリューションを提供することができます。

VizuriのシニアバイスプレジデントのJoe Dickman氏は次のように述べています。「AWSは、クラウドへ移行中の顧客に対し、インフラやアプリケーションの消費モデルをRed Hat OpenShift Service on AWSの上で整合させる、統合型のエクスペリエンスを構築しました。常識にとらわれないAWSインフラとの統合を組み合わせたフルマネージド型のOpenShiftサービスを顧客に提供することは、Red HatとAWSによるフルマネージド型でサポートされた生産環境を保有しながら、新たに作られたクラウド・ネイティブな設計に対し、利用ベースの価格を可能とし、僅かな費用もしくは費用を掛けずにレガシーを移行させることができます。Red Hat OpenShift Service on AWSはスケールからゼロコストに移行するモデルを実際にサポートする次世代のクラウドネイティブ・アプリケーションを作り上げています。」

 

クラウドの採用を加速

Red Hat OpenShift Service on AWSは、現在多くの組織がオンプレミスで使用しているエンタープライズレディなKubernetesを提供し、ビジネスニーズに合わせてワークロードをより簡単かつ迅速にAWSに移行することができるようになります。これにより、クラウドの移行についての進入路を提供することにより、顧客はRed Hat OpenShiftでコンテナ化されたプリケーションのクラウド・プロバイダーとしてAWSを選ぶことができます。
「AWSとRed Hatとの親密な関係により、Red Had OpenShift Service on AWSの発売を非常に楽しみにしており、これは、顧客のための弊社のクラウド・トランスフォーメーションの取引におけるハイブリッドクラウドの議論を促進することができ、WiproやAWSに対する勝てる提案を作ることができます」とWiproクラウド・アプリケーションズのバイスプレジデントであるRamachandran Padmanabhan氏は述べています。

Red Hatのパートナーによる支援を見る。

Red Hat OpenShift Service on AWSおよびRed Hatとパートナーになる方法の詳細を見る。


執筆者紹介

Alexa Overbay is a Product Marketing Manager at Red Hat, focused on the marketing and positioning the Red Hat OpenShift Managed Services portfolio.

Read full bio
UI_Icon-Red_Hat-Close-A-Black-RGB

チャンネル別に見る

automation icon

自動化

テクノロジー、チームおよび環境に関する IT 自動化の最新情報

AI icon

AI (人工知能)

お客様が AI ワークロードをどこでも自由に実行することを可能にするプラットフォームについてのアップデート

open hybrid cloud icon

オープン・ハイブリッドクラウド

ハイブリッドクラウドで柔軟に未来を築く方法をご確認ください。

security icon

セキュリティ

環境やテクノロジー全体に及ぶリスクを軽減する方法に関する最新情報

edge icon

エッジコンピューティング

エッジでの運用を単純化するプラットフォームのアップデート

Infrastructure icon

インフラストラクチャ

世界有数のエンタープライズ向け Linux プラットフォームの最新情報

application development icon

アプリケーション

アプリケーションの最も困難な課題に対する Red Hat ソリューションの詳細

Original series icon

オリジナル番組

エンタープライズ向けテクノロジーのメーカーやリーダーによるストーリー