ユースケース

Red Hat Enterprise Linux によるハイブリッドクラウド

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概要

オープン・ハイブリッドクラウドは、クラウド・コンピューティングへのアプローチの一種です。既存のハイブリッド IT を活用しながら、将来のテクノロジーの進歩に備えつつ、パブリッククラウドの活用を進めることができます。ハイブリッドクラウド・コンピューティングは進化しており、ビジネスと顧客のニーズを一貫して満たす安定性と、あらゆるフットプリントで迅速にイノベーションを起こせる柔軟性の両方が求められます。イノベーションのための、その安定した基盤が Red Hat Enterprise Linux です。 

Red Hat は、すべての主要なクラウドプロバイダー、および何千ものハードウェアプロバイダー、ソフトウェアプロバイダー、および サービスプロバイダーとパートナーシップを結んでいます。また Red Hat Enterprise Linux は、 Microsoft Azure、 AWS、 Google Cloud、IBM Cloud、Alibaba Cloud といった、すべての主要な クラウドプロバイダーおよびクラウド・マーケットプレイスでの使用が認定されています。サブスクリプションをそのまま利用できるほか、従量課金制を使用することも、 クラウドプロバイダーの確約利用料制度を利用することも可能です。Red Hat と直接連携して、お客様固有のニーズに合わせたプランを構築することもできます。

RHEL in the Cloud - Red Hat Enterprise Linux クラウド体験の概要。動画の再生時間:1:55

Red Hat Enterprise Linux はこちらのマーケットプレイスから利用できます

課題

ハイブリッド環境を維持すると、IT 全体の複雑さが増します。既存のアプリケーションをクラウドに移行する際は、次のような特有の課題も生まれます。

  • サブスクリプションの管理が困難
  • デプロイメント環境に一貫性がない
  • 開発者エクスペリエンスが低下

ソリューション

Red Hat Enterprise Linux は、IT 全体の複雑さを軽減し、さまざまなクラウド環境にアプリケーションを移行するために必要な共通の基盤として、以下のことを実現できるようサポートします。

  • シンプルでスムーズな管理
  • ハイブリッドクラウド全体で一貫したデプロイメント
  • 開発ライフサイクルへのシームレスな統合

特長とメリット

クラウド向けに開発

Red Hat Enterprise Linux では、信頼できる OS イメージにクラウド上で容易にアクセスできるほか、開発から本番までのパスを効率化するために必要なツールチェーン、ライブラリ、コンテナツール、ランタイムを提供します。アップデートは アプリケーション・ストリームを通じて配信されるので、以前のバージョンのプロダクション・アプリケーション (テストやデプロイが行われるのと同じプラットフォーム上で開発されたもの) を維持しつつ、開発者と IT アーキテクトがアップデートを試すことができます。

Red Hat Enterprise Linux のコンテナツール

Red Hat Enterprise Linux は、 Podman、 Buildah、 Skopeo などの統合型コンテナツールとセキュアなベースイメージを提供します。一貫性がありながら柔軟なホストとして、デプロイ先を問わずにコンテナの採用をサポートします。認定言語ランタイムコンテナは、進化する開発のニーズに対処できるよう、増え続けるユースケースにも対応します。

環境に対する可視性

IT インフラストラクチャ全体を Red Hat Enterprise Linux で標準化することで、 セキュリティが向上し、運用上の負担が軽減され、コストが低減します。Red Hat Enterprise Linux は、自動化された反復可能なワークフローと直感的な Web ベースの管理、インフラストラクチャのタイプをまたいで一貫した OS 管理によって OS 管理の効率化を実現します。

Red Hat Enterprise Linux 向けの Image Builder

Red Hat Enterprise Linux の Image Builder ツールを使用すると、Red Hat Enterprise Linux イメージをカスタマイズしてテンプレートとして保存し、複数のクラウドプロバイダーのインベントリーにプッシュできます。これにより、分断された環境によくあるプロビジョニングや移行の課題を解決できるほか、運用チームがクラウドネイティブなインフラストラクチャを使用してスケールアップしやすくなります。

Red Hat Enterprise Linux 向け Red Hat Insights

Red Hat Enterprise Linux 向け Red Hat Insights では、ハイブリッドクラウド環境上でデプロイされた Red Hat Enterprise Linux について一元的に確認できます。管理目的や調達目的で役立つ、容量と使用量の関係を調べられるほか、ハイパーバイザー・トポロジーを可視化してどのゲストがどこで何を実行しているのかを確認することもできます。

受賞歴のある機能

Red Hat Enterprise Linux は、TrustRadius の調査で回答者から高い評価を得て、 Best Feature Set を受賞しました。TrustRadius が毎年開催している Best Of Awards は、Feature Set (機能)、Relationship (顧客との関係)、Value (価値) の分野で卓越した強みを発揮するテクノロジーベンダーを表彰するものです。 詳細をご覧ください。Red Hat のお客様はぜひ レビューをお寄せください

Icon-Red_Hat-Media_and_documents-Quotemark_Open-B-Red-RGB RHEL により、すべての仮想化されたハイブリッドクラウドおよびマルチクラウド環境に対して、既存のアプリケーションや先進的ワークロードをデプロイできます。RHEL は、利用できる最も安定した OS の 1 つです。

Usman Malik

職員 501 - 1,000 名の政府機関の理事

Red Hat Enterprise Linux によるハイブリッドクラウドについてさらに詳しく

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