最新バージョンのRed Hat Enterprise Linux 6.8、世界をリードするEnterprise Linuxプラットフォームに対する高度なセキュリティ、管理、監視を強化

改善されたシステムアーカイビング、ストレージパフォーマンスに対する新たな可視性、セキュアな仮想プライベートネットワーク向けの最新のオープンスタンダードを追加

東京 -

[ノースカロライナ州ラーレー2016年5月10日(現地時間)発表] 米国報道発表資料抄訳

オープンソースソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat, Inc.(NYSE:RHT、以下Red Hat)は本日、Red Hat Enterprise Linux 6プラットフォームの最新バージョン、Red Hat Enterprise Linux 6.8の提供開始を発表しました。Red Hat Enterprise Linux 6.8は新たな能力を備え、不可欠なITインフラストラクチャ向けに安定性と信頼性の高いプラットフォームを提供します。Red Hat Enterprise Linuxは既存のワークロードだけではなく、クラウドネイティブなアプリケーションからLinuxコンテナにおよぶ将来のテクノロジーも提供し続けており、約6年間の実績を誇るRed Hat Enterprise Linux 6は現在のイノベーションの基礎を築いてきました。

Red Hat Enterprise Linux 6.8には、組織がプラットフォームのセキュリティを強化し、システムの管理/監視能力を拡充するための最新機能が数多く備わっています。

 

高度なセキュリティ、認証、相互運用性

仮想プライベートネットワーク(VPN)のセキュリティを強化するため、Red Hat Enterprise Linux 6.8には、最も幅広くサポートされた標準的なVPNプロトコルの実装であるlibreswanが使用されています。これはopenswanに代わってRed Hat Enterprise Linux 6 VPNエンドポイントソリューションとなるもので、これによってRed Hat Enterprise Linux 6の顧客は最新のVPNセキュリティ機能を利用することができます。

顧客はRed Hat Enterprise Linux 6の最新バージョンを実行すると、Identity Managementクライアントコード(SSSD)に追加された新たな能力によってクライアント側のパフォーマンスが向上し、簡単に管理できるようになったことに気付くはずです。クライアントでキャッシュによる認証ルックアップを行うことで、ユーザークレデンシャルをActive Directoryサーバーと不要に交換することがなくなります。adcliに対応しているため、Active Directoryドメインと相互運用可能なRed Hat Enterprise Linux 6システムを簡単に管理することができます。さらに、システムへのログインおよびsudoなどの関連関数の場合、現在SSSDはスマートカードによるユーザー認証に対応しています。

 

強化された管理と監視

システムアーカイビングツール、Relax-and-Recoverが導入されたことで、システム管理業務が合理化され、システム管理者は中央集中的アーカイブとリモートレプリケーションによって災害復旧作業を簡素化するISO形式のローカルバックアップを作成することができます。強化されたyumツールを使うと、新たなプラットフォーム機能の追加/有効化に必要なパッケージを検索するプロセスにインテリジェンス機能が追加されるため、パッケージを簡単に追加することができます。

Red Hat Enterprise Linux 6.8は、デバイスマッパードライバーを使用するデバイスのユーザー定義範囲のI/O統計値を表示および管理するプログラム、dmstatsを通じてストーレージ使用量とパフォーマンスに対する可視性を向上させました。

 

強化と追加アップデート

データ量が増え続ける顧客向けとして、現在Red Hat Enterprise Linux 6.8用のScalable File System Add-onは、最大300TBのxfsファイルシステムに対応しています。

さらに、Red Hat Enterprise Linux 6.8の提供開始によって、顧客が従来のワークロードをコンテナベースのアプリケーション(Red Hat Enterprise Linux 7とRed Hat Enterprise Linux Atomic Hostへのデプロイメントに適したもの)に移行できる最新のRed Hat Enterprise Linux 6.8ベースイメージの提供が開始されます。

本日のリリースでは、Red Hat Enterprise Linux 6が製造フェーズ2、つまり不可欠なプラットフォームへのデプロイメントのために継続的な安定性とセキュリティ機能を優先するフェーズに移行している点についても注目しています。Red Hat Enterprise Linuxのライフサイクルの詳細については、https://access.redhat.com/support/policy/updates/errataをご参照ください。

 

サポートコメント

Red Hat プラットフォーム事業部門担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー Jim Totton

「Red Hatは企業を強化するアプリケーションとシステムに対して実績のある基盤を提供することで、顧客の数多くの必要不可欠なデプロイメントに積極的に取り組んでいることが、Red Hat Enterprise Linux 6.8によって引き続き実証されています。セキュリティ機能と管理の強化によって、Red Hat Enterprise Linux 6.8は現代のエンタープライズ向けITオペレーションにとって実績のある硬固な基盤であり続けるでしょう。」

 

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