エンドツーエンドのクラウドネイティブな開発環境を実現するRed Hat OpenShift.ioを発表

Red Hat OpenShiftベースの製品でソフトウェア開発ライフサイクルを一元管理し、企業がデジタルトランスフォーメーションを推進するための、アプリケーションプロジェクトを簡素化

東京 -

[ボストン– RED HAT SUMMIT 2017 – 2017年5月2日(現地時間)発表] 米国報道発表資料抄訳

オープンソースソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat, Inc.(NYSE: RHT、以下Red Hat)は、本日クラウドネイティブなコンテナベースのアプリケーション構築に最適な、無料のオンライン開発環境であるRed Hat OpenShift.ioを発表しました。ソフトウェアのイノベーションによって企業間の競争は激化しているため、アプリケーションを迅速に構築・拡張することが必要不可欠です。OpenShift.ioを活用すると、すべての開発段階においてインストールを必要とせずに、エンドツーエンドのアプリケーション開発環境にてデジタルトランスフォーメーションが可能となります。

IDCによると、デジタルトランスフォーメーションを推進する企業は、2018年までにソフトウェア開発能力が倍増すると予想されています。分散型の開発チームは、より高品質なアプリケーションを迅速に構築することが求められており、また、Linuxコンテナやマイクロサービスなどの最新の開発技術を常に追求し、これらの技術を利用しやすくするツールや環境を必要としています。

Red Hat OpenShift.ioは、fabric8、Jenkins、Eclipse Cheを含むいくつかの革新的なオープンソースプロジェクトを組み合わせることにより、デジタルトランスフォーメーション市場に必要なアプリケーション開発ツールや環境を提供します。開発チームは構築する場所を問わず、ハイブリッドクラウド環境にコンテナ化されたマイクロサービスベースのソリューションを開発しやすくなり、よりスムーズなコラボレーションを実現します。


Red Hat OpenShift.ioには以下のツールが含まれます。

  • チームのコラボレーション
  • アジャイルな計画
  • 開発ワークスペース管理
  • アプリケーションのコーディングとテスト
  • ランタイムスタック分析
  • 継続的インテグレーションとデリバリー

 

Red Hat OpenShift.ioでは強力なリアルタイムのスタック分析を持ち、致命的なセキュリティの脆弱性や、普通ではない使用パターンを検出することを支援します。ベストプラクティスに基づいてツールやスタックを提供することができるため、開発者は自信を持ってソフトウェアスタックを選択できると共に、リスク軽減にもつながります。ローカルへのインストールを必要とせず、プラットフォーム全体を使用することが可能であり、アプリケーションはデフォルトでLinuxコンテナに組み込まれています。

OpenShift.ioは、Red Hat Developer Programに無料サブスクリプションが含まれています。Red Hat Developer Programには、Red Hat Enterprise Linux開発者向け無料サブスクリプション、Red Hat JBoss Enterprise Middleware、およびその他のRed Hat技術を含む様々なRed Hat開発用製品が含まれています。


Red Hat OpenShiftクラウドネイティブアプリケーション開発のための総合的な機能を持ったエンタープライズKubernetesプラットフォーム

Red Hat OpenShift.ioと新しく発表されたRed Hat OpenShift Application Runtimesを追加することで、Red Hatはプロダクションワークロードのために最も堅牢かつオープンで、インテグレートされたクラウドネイティブなアプリケーション開発環境を提供します。Red Hat OpenShiftはオープンなLinuxコンテナ標準に基づいたKubernetesネイティブなコンテナアプリケーションプラットフォームです。高い拡張性と柔軟性を持った単一のソリューションによって、既存のIT資産を維持すると同時に、革新的なクラウドネイティブアプリケーション開発を推進できるように支援します。

Red Hat OpenShift.ioで構築されたアプリケーションは、Red Hatのコンテナアプリケーションプラットフォームの信頼性と拡張性を持ち、Red Hat OpenShiftのレッドハットマネージドでのマルチテナントであるOpenShift Onlineにデプロイされます。Red Hat Summit 2017で発表された次世代OpenShift Onlineは、開発者がコンテナファイルのアセンブルや管理をすることのみならず、アプリケーションの構築にも重点をおいています。OpenShift Onlineは「one-click development」のクイックスタートテンプレートを提供し、様々な開発言語、フレームワーク、データベース、ミドルウェアサービス、およびDockerファイルを作成/管理する必要なくコンテナを構築するための「Source-to-Image(S2I)」に対応しています。

 

提供開始時期

OpenShift.ioは限定デベロッパプレビューで提供されます。参加登録については、こちらをご覧ください。(https://openshift.io

 

サポートコメント

Red Hat 開発者プログラム担当シニアディレクタ Harry Mower

「どの業界のお客様にもソフトウェアを通じて新しい価値を提供することが成功の鍵となるでしょう。これら次世代の製品やサービスには、次世代の開発ツールが必要です。ソフトウェアの世界に精通してない企業は実装するために費用と時間を費やし、構築に障壁を感じることになります。Red Hat OpenShift.ioは、クラウド上で稼働するオープンアプリケーション開発環境上で最新のアプリケーションを開発、テスト、起動するのに必要なツールを提供し、これらの問題を解決するソリューションを提供します。」

 

IDC ソフトウェア開発&オープンソース担当グループバイスプレジデント Al Gillen

「クラウドネイティブなデプロイメントのために最適化された新しい言語、開発者サービス、最新のアプリケーションパッケージング技術は、性能を最大限に高め、様々なインフラストラクチャにデプロイできるため、ユニークな価値を開発者にもたらします。さらに、言語やその他の開発環境に活用される抽象化機能の強化によって、ワークロードの移植性が向上し、アプリケーションのデリバリーサイクル時間を短縮することができます。」

 

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本件に関するお問い合わせ

  • レッドハット株式会社 広報担当 pr-jp@redhat.com TEL:03-5798-8550
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