EX240
Red Hat 認定スペシャリスト試験 - API Management -
概要
試験の説明
Red Hat 認定スペシャリスト試験 - API Management - (EX240) では、Red Hat® 3scale API Management を使用してエンタープライズ API を作成し、保守する能力をテストします。
この試験に合格すると、Red Hat 認定アーキテクト (RHCA) を取得する際の前提条件にもなる Red Hat 認定スペシャリスト - API Management - を取得できます。
この試験に設定された内容は、利用できる最新の Red Hat 製品バージョンに基づいています。[Get started] をクリックして、購入できる試験の利用可能なすべてのバージョンをご確認ください。
試験の対象者
- Red Hat の 3scale を使用してエンタープライズ API を管理する、DevOps の職務を担当するアプリケーション開発者
- Red Hat の 3scale を使用してエンタープライズ API を管理する、DevOps の職務を担当する管理者またはアーキテクト
受験の前提条件
- Red Hat 3scale API Management プラットフォームでの実践的な経験
試験の内容
試験の学習ポイント
以下に、試験の主な作業領域を示しますので、試験の準備にご活用ください。
Red Hat は、認定試験の内容を追加、変更、削除する権利を留保します。変更する場合は、事前にお知らせいたします。
以下のタスクを 1 人で実行する能力が求められます。
- アクセス制御
- アプリケーション計画の作成と維持
- 制限と価格設定ルールの設定
- アカウント
- ユーザーアカウントの作成と更新
- ユーザーの資格情報の設定
- ユーザーへの招待状の送信
- グループメンバーシップの管理
- 使用量ルールとユーザーから収集される情報の設定
- アプリケーション統計と計画の維持
- 分析
- 使用量、平均、上位アプリケーションの監視
- アラート、トラフィック、統合エラーの分析
- API 認証
- API 資格情報の管理
- アクセストークンの設定
- OpenID Connect、API キー、または App_ID、App_Key のペアを使用したアクセス制御の提供
- SSO 統合の設定
- API のドキュメント
- OpenAPI 規格を使用した ActiveDocs の設定
- 請求
- 決済ゲートウェイの設定
- クレジットカードポリシーの設定
- 請求期間の設定
- ユーザーの課金状態の更新
- 課金の詳細と請求項目の設定
- 請求書の発行、請求、取り消し
- 開発者ポータル
- 開発者ポータルのカスタマイズ
- 法的条件の設定
- ポータル設定の指定
- サービスディスカバリー
- 基盤の OpenShift クラスタからのサービスの追加
- サービス定義
- メソッドとメトリクスの設定
- サービス統合
- API ゲートウェイをプライベート API を参照するように設定
- API ゲートウェイのステージングおよびプロダクションへのプロモート
- サービス認証設定とサービス応答のカスタマイズ
- カスタムサービスポリシーの作成と維持
Red Hat のすべての実技試験と同様に、再起動後も自動で設定が維持されるようにする必要があります。
知っておくべきこと
準備
Red Hat では、準備として Build and Administer APIs with Red Hat 3scale API Management (DO240) の受講を検討することをお勧めします。コースを受講することは必須ではなく、試験のみを受けることもできます。
Red Hat のトレーニングコースを受講することは、試験対策として重要ですが、試験の合格を保証するものではありません。それまでの経験、訓練、適性なども試験に合格するための重要な要素となります。
Red Hat の製品のシステム管理に関するさまざまな書籍や情報が提供されていますが、Red Hat ではそのいずれも認定試験の対策ガイドとして公式に承認していません。しかし、そのような情報が理解を深めるのに役立つことがあります。
試験の形式
この試験は 1 つのセクションで構成され、時間は最大 3 時間です。Red Hat 3scale API Management 製品を使用してエンタープライズ API を作成して保守する能力を、実技形式で評価します。本番環境で実行する内容と同様のルーチンタスクを実行し、試験の概要に示した具体的な目標の基準に達しているか評価されます。
試験結果と通知方法
試験の正式な結果は、Red Hat Certification Central から送付されます。試験官やトレーニングパートナーが受験生に直接結果を報告することは認められていません。通常、試験結果は米国の 3 営業日以内に送付されます。
試験結果には合計得点のみ記載され、個々の項目ごとの成績は通知されません。また、それに関するお問い合わせには回答しかねますので、あらかじめご了承ください。
1 回目の受験で合格しない場合には、再試験 (1 回分) を受けることができます。詳細については、Red Hat トレーニングポリシーをご覧ください