ユースケース
Red Hat Ansible Automation Platform によるハイブリッドクラウド自動化
概要
ハイブリッドクラウドはすべて、多様な環境にわたるワークロードの可搬性、オーケストレーション、および管理をある程度組み入れています。その課題は、あらゆる種類のクラウド (パブリック、プライベート、ハイブリッド) において、単一かつ一貫した自動化プラットフォームを使用して、構成とデプロイメントを標準化することです。
お使いのハイブリッドクラウドが、プライベートクラウドに付属するパブリッククラウド、複数のパブリッククラウド、またはベアメタル、仮想、クラウド環境の組み合わせのようなインフラストラクチャ・ファーストのアプローチを採用していても、ホスト型クラウドネイティブ・アプリケーションであっても、Red Hat® Ansible® Automation Platform は、1 セットのプロセスとポリシーで管理、調整、運用化することができます。
クラウドをつなげる
パブリッククラウド
AWS、Microsoft Azure、Google Cloud など、複数のクラウドプロバイダーにわたってインフラストラクチャと構成を自動化します。
プライベートクラウド
物理インフラストラクチャと仮想インフラストラクチャを自動化し、オンプレミス環境とワークロードをクラウド・インフラストラクチャとクラウドネイティブ・サービスに接続します。
クラウドネイティブ・ワークロード
Ansible Automation Platform と Red Hat OpenShift® を使用して、クラウド・インフラストラクチャ全体におけるコンテナ化ソリューションのデプロイメントと管理を自動化します。
特長とメリット
運用化
CloudOps を可視化し、何がどこで実行されているのかを把握できるようにします。クラウドネイティブ・アプリケーションやクラウドプロバイダーの機能に自動的にアクセスし、基盤となる IT インフラストラクチャの監視、クラウドインスタンスの管理および設定、トラブルシューティングを行います。
オーケストレーション
プロバイダーごとにドメイン固有ツールを使うのではなく、単一のインタフェースでクラウド運用の管理、追跡、最適化を行うことができます。再利用可能な自動化ワークフローを使用してクラウドインスタンスをデプロイ、リタイア、調整、移行し、Event-Driven Ansible を使用して関連する手動タスクを削減できます。
ガバナンス
ガバナンスポリシーを自動化して、クラウドに共通のエクスペリエンスを設定する、地理的および仮想的な場所での施行をスケジュール設定する、未使用のリソースをオフにする、あるいは再割り当てする、クラウドからリソースを移動したりコピーしたりするなど、さまざまなことを実行できます。
IDC MarketScape レポート: Red Hat がクラウド管理のリーダーに選出
自動化によるマルチクラウドおよびハイブリッドクラウド管理のベンダーを評価する IDC のレポート (2024 年) で、Red Hat は「リーダー」に選出されました。IDC によれば、Red Hat Ansible Automation Platform は「包括的な機能と自動化の成熟を加速する幅広いサポート」により、企業が確信を持って選択できるとされています。
お客様導入事例
マネージド・クラウド環境において、アジア開発銀行は IT インフラストラクチャを自動化し、毎年数百時間の作業時間を削減しています。
Ascend Money は新しい一元化されたアプリケーション・プラットフォームの一部として自動化を利用し、国境を超えたアプリケーションのデプロイを実現しました。
AIA Group は、手動で行っていたスプレッドシートベースのプロビジョニングと構成プロセスを自動化しました。
関連情報
Web セミナー
パブリッククラウド環境を自動化するメリットを学ぶ
Ansible Automation Platform がお客様のクラウドの取り組みをどのように加速できるかについて、Red Hat のエキスパートが説明します。
アナリスト資料
統合されたクラウド自動化プラットフォームの価値と役割
Red Hat が後援した 451 Research のレポートでは、先進的なクラウド自動化プラットフォームが IT 組織、開発者、企業に与える影響について論じます。
ブログ
The Inside Playbook
ハイブリッドクラウド自動化の最新動向を紹介する、技術エキスパートによるブログ記事をご覧ください。