BCA、コンテナベースの API プラットフォームでアジリティとスケーラビリティを向上

概要

インドネシア最大の民間銀行である PT Bank Central Asia Tbk (BCA) は、インドネシア国内の 1,000 以上の支店で金融サービスを提供しています。急速に変化する金融サービス市場で競争力を高めるため、アジリティと革新性を高める必要がありました。BCA は、Red Hat のコンテナおよびプラットフォーム技術を使用してクラウドネイティブでスケーラブルなマイクロサービスベースのアプリケーション・プログラミング・インタフェース (API) 環境を構築し、事業部門がより効率的にアプリケーションを設計、開発、デプロイでき、金融セキュリティポリシーへの準拠性が高まるようにしました。

ビジネスパートナーをより迅速に統合して顧客により価値のあるサービスを提供できる金融テクノロジースタートアップとの競争が激化する中、BCA は期待に応えるためには開発を加速し、自社の API アクセスと管理を改善する必要があることがわかっていました。また、500 もの社内アプリケーションと 1,000 以上の実店舗とのコミュニケーションを円滑にするためのオープン・バンキング・アプローチや、スケーラビリティとイノベーションを可能にする最新のプラットフォームも必要でした。

BCA は、Red Hat の統合およびプラットフォーム技術を使用して、予測不可能な需要に対応して自動的にスケーリングする、クラウドネイティブでマイクロサービスベースの API 環境を構築しました。Red Hat 3scale API Management は、金融サービスプロバイダーの API を管理、共有、制御するインフラストラクチャを提供し、パフォーマンスと成長をサポートします。また、Red Hat OpenShift との統合により、コンテナ化および自動化された方法でアプリケーションを構築、実行することができます。Red Hat コンサルティングのサポートにより、BCA は 4 カ月以内でこの新しいアーキテクチャを実装することができました。

ソフトウェアとサービス

Red Hat® 3scale API Management

Red Hat OpenShift®

Red Hat コンサルティング

Red Hat ラーニングサブスクリプション

このマイクロサービスベースのアプローチは、DevSecOps および継続的インテグレーション/継続的デリバリー (CI/CD) パイプラインによって支えられており、BCA は市場投入時間を 3 カ月から 1 カ月へと短縮できました。Red Hat OpenShift には自動スケーリング機能が備わっているので、現在だけでなく将来にわたってワークロードをより堅固に保護することができます。内部と外部の API トランザクションをそれぞれ別のゲートウェイでサポートすることで、停止やエラーの影響を最小限に抑えます。また、本番環境の監視を強化することで、顧客向けサービスで 100% の可用性を実現しています。